みなさん、こんにちは。
一般社団法人医療リテラシー研究所の大塚篤司と申します。この度は私たちのホームページをご覧下さりありがとうございます。
私は医師として、また医学研究者として、これまで大学を含む研究所や病院で勤務して参りました。みなさんもお感じになるかもしれませんが、近年、医療技術の進歩には眼を見張るものがあります。
テレビや新聞には「iPS細胞で難病が治る!」「がん免疫療法でがんが消える!」といったセンセーショナルな言葉が踊ります。
しかし、医療技術が大きく発展する一方で、医療を取り巻くコミュニケーションは問題を残したままです。
患者さんからは
「医者の一言に傷ついた」
「インターネットをみても何が本当かわからない」
「病気をして友人との距離が遠ざかった」
「家族が気持ちを理解してくれない」
など、医療情報の問題や心のケアの遅れなど、多くの課題を指摘した声が聞こえてきます。
私たち一般社団法人医療リテラシー研究所は、こういった医療とインターネットの普及に伴って生まれた知識や心のギャップを解消しようと集まった有志でつくる集団です。
Web媒体での医療情報発信や、一般の方を対象とした市民公開講座、また、医療系イベントを通して、医療従事者以外の方の医療リテラシーを高める活動を行っております。
中でも全国各地を回る「SNS医療のカタチ」と名付けた一般公開講座は、SNSで話題になっているだけでなく、テレビや新聞でも取り上げられ、一般の方の医療リテラシーを高める活動として注目を集めています。
2020年からは、コミュニケーション・エラーを改善する取り組みとして医療エキスポ「やさしい医療の世界」を開催いたします。
「やさしい医療の世界」とは、患者・医療従事者間、患者・家族間、医者・看護師間、など医療を取り巻くすべてのコミュニケーション・エラーを医療エキスポという形で解消していく全く新しいタイプのイベントです。イベントを通して、正しい医療情報の見分け方を学び、医療を取り巻くコミュニケーションを改善できる、そんな企画をご用意しております。
最先端医療技術の開発が進んだ現在も、患者さんは孤独を強く感じています。
私たち一般社団法人医療リテラシー研究所は、医療従事者と一般の方の垣根をなくし、病気をしても傷つかない社会をつくりたいと考えています。
そのために、先端医療を易しく学び、患者さんを取り巻く状況を優しいものへと変える、子供からお年寄りまで楽しく参加できる場所「やさしい医療の世界」を提供したいと思っています。
ぜひ、私たちの公開講座、イベントにご参加ください。病気や医者に対する考えが、きっと良い方に変わると信じています。
それでは、みなさまとお会いできる日を楽しみにしております。
大塚篤司